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アロマ虫

精油の種類

アロマテラピーに用いる精油には様々な種類があります。その中からいくつかをご紹介します。

※効果には個人差があり、すべての方に効果が現れるとは限りません。

精油使用上の注意をお読みください。

ラベンダー(シソ科/抽出部位:花)

ラベンダー

甘く品のある香りです。
アロマテラピー考案のきっかけとなったのがラベンダーの精油で、昔から最も幅広く利用されています。 安眠作用は有名ですが、他にも殺菌・鎮痛・血行促進などの作用もあり、万能オイルのひとつです。
それにしても、シソ科って意外ですよね。

【こころへの主な効果】
リラックス効果→情緒不安定時やイライラに
安眠作用→不眠症に
【からだへの効果】
殺菌・抗菌→風邪の予防、虫さされ、ニキビに
癒傷→火傷・切り傷に
鎮痛→頭痛に
細胞成長促進→肌の老化に


グレープフルーツ(ミカン科/抽出部位:果皮)

グレープフルーツ

酸味と苦みが調和し、気分を明るくしてくれる爽やかな香りです。
グレープフルーツはブドウの房状に実をつけることからその名がつけられました。 グレープフルーツといえばフロリダ!しかし意外と知られていませんが、もともとはアジアが原産国の植物です。

!!注意事項!!
柑橘系の精油は光毒性(光感作)があるため、使用後数時間は直射日光を避けてください。

【こころへの主な効果】
神経刺激→無気力・自信喪失に
鎮静→イライラ・緊張感に
【からだへの主な効果】
利尿作用→下半身のむくみに
中性脂肪分解→ダイエット・生活習慣病に
鎮痛→頭痛に
消臭→汗や体臭に


レモン(ミカン科/抽出部位:果皮)

レモン

酸味による爽快感が特徴のフレッシュな香りです。
フライなど脂っこい料理によくカットレモンが添えてありますが、 それは体内の酸を中和させる働きがあるからです。
ほかにもフレグランスや水道水のカルキ臭さを取るなど、生活に欠かせない存在ですね。

!!注意事項!!
柑橘系の精油は光毒性(光感作)があるため、使用後数時間は直射日光を避けてください。

【こころへの主な効果】
鎮静→神経の高ぶり・イライラ
神経刺激→無気力・リフレッシュに
【からだへの主な効果】
止血→鼻血や抜歯時に
解熱・消毒→熱のある風邪に
消化器強壮→食欲不振に
血行促進→肌のくすみ、冷え性に


オレンジ/ビターオレンジ(ミカン科/抽出部位:果皮)

オレンジ

あたたかみのあるフルーティーな香りです。
ちなみに、オレンジにはスイートオレンジとビターオレンジがありますが、ここではビターオレンジをご紹介。ビターオレンジは、花からはネロリ、葉からはプチグレンという精油がとれる優秀植物です。

!!注意事項!!
柑橘系の精油は光毒性(光感作)があるため、使用後数時間は直射日光を避けてください。

【こころへの主な効果】
リラックス効果→緊張感や恐怖感に
神経刺激→落ち込みや無気力に
安眠作用→不眠症に
【からだへの主な効果】
健胃作用→神経性の胃痛や不快感に
整腸作用→便秘・下痢に
細胞成長促進→肌の老化に


ローズ(バラ科/抽出部位:花)

ローズ

甘く華やかで気品のある香りです。
昔から「花の女王」と呼ばれ、女性特有の症状に効果があるとれています。 精油の抽出法の違いから、ローズ・アブソリュート(溶剤抽出法)とローズ・オットー(水蒸気蒸留法)にわかれます。 どちらも、ほんのわずかな精油を作るために大量の花を必要とするため、 希少価値の高い精油です。

【こころへの主な効果】
鎮静・リラックス作用→月経前のイライラや落ち込みに
抗うつ作用→憂うつ感や自信喪失に

【からだへの主な効果】
子宮強壮→月経痛や更年期障害に
肝臓・胆のう強壮→二日酔いに
抗炎症作用→肌荒れに


ジャスミン(モクセイ科/抽出部位:花)

ジャスミン

官能的でエキゾチックな香りです。
ローズと同様にわずかな精油を作るために大量の花を必要とし、さらには、香りを強める夜間に花摘みをする労力も加わるので、大変高価な精油です。お茶として楽しむ方がとても手軽で人気ですね。

!!注意事項!!
刺激が強いため、敏感肌の方は注意が必要です。
妊娠中のご使用は避けてください。
香りが濃厚なので使用量には注意してください。

【こころへの主な効果】
鎮静・リラックス作用→強い疲労感やイライラに
安眠作用→不眠症に
催淫作用→性欲減退に
【からだへの主な効果】
ホルモン調整→月経不順や更年期障害に
抗炎症作用→肌荒れに


ペパーミント(シソ科/抽出部位:葉)

ペパーミント

スッキリ爽快感のあるメントール系の香りです。
ガム・タブレット・歯磨き粉などで、香りを知らない人はいないメントールの代表格です。植物としても日本の気候に合い初心者でもよく育つので、ハーブティーやお料理でも楽しんでみてください。

!!注意事項!!
刺激が強いため、敏感肌の方は注意が必要です。
妊娠中のご使用は避けてください。

【こころへの主な効果】
神経刺激→無気力やパニック状態の気付けに
鎮静・リラックス作用→ヒステリーや憂うつ感に

【からだへの主な効果】
冷却・鎮痛作用→頭痛・歯痛・筋肉痛に
呼吸器抗炎症作用→喉の痛みや鼻づまりに
消化器強壮→胃の不快感や乗り物酔いに


ローマンカモミール(キク科/抽出部位:花)

ローマンカモミール

青リンゴのようなフルーティーでコクのある香りです。
童話の中で、子供が風邪を引いたとき、寝る前にハーブティーとして飲ませる場面が出てくるほど、 ヨーロッパでは昔から広く民間療法として用いられ、最も歴史のある薬草とされている馴染みの深い植物です。

!!注意事項!!
妊娠初期のご使用は避けてください。

【こころへの主な効果】
抗うつ・鎮静作用→不安・緊張・情緒不安定時に
安眠作用→不眠症に
【からだへの主な効果】
鎮痛→頭痛・筋肉痛・歯痛・神経痛に
鎮痒・皮膚抗炎症作用→長引くかゆみ全般に
整腸作用→下痢・便秘に


レモングラス(イネ科/抽出部位:葉)

レモングラス

青々とした葉にレモンを加えたような爽やかな香りです。
インドでは古くから、発熱や感染症などに用いられてきました。エスニック料理でよく目にする細長い植物です。


【こころへの主な効果】
リラックス効果→精神疲労や緊張感に
安眠作用→不眠時に
【からだへの主な効果】
抗菌・殺菌作用→水虫や虫除けに
食欲増進・消化器強壮→食欲不振や胃痛に
血行促進→肩こりや腰痛に
鎮痛→関節痛に


ゼラニウム(フウロソウ科/抽出部位:葉)

ゼラニウム

土と葉の香りの中にバラのような甘さのある香りです。
可憐な花と防虫の効果から園芸用でも人気の高い植物です。 名前の由来は、実をつけたゼラニウムの形状が、長いくちばしを持つ鶴の姿に似ているところから、 ギリシア語で「鶴」を意味する「ゲラノス(geranos)」とされています。

!!注意事項!!
刺激が強いため、敏感肌の方は注意が必要です。
妊娠中のご使用は避けてください。

【こころへの主な効果】
抗うつ・鎮静作用→憂うつ感や自信喪失に
安眠作用→不眠時に
リラックス作用→イライラや情緒不安定時に
【からだへの主な効果】
冷却作用→足のむくみに
抗菌・抗炎症作用→虫除けや水虫に
浄化作用→肌全体の不調に


ユーカリ(フトモモ科/抽出部位:葉)

ユーカリ

染み通るようなクールでシャープな香りです。
ユーカリの繁殖には大量の水分を必要とするため、マラリアが流行するような地域に植えると、 水捌けをよくして蚊の増殖を防ぐのだそうです。 また、殺菌力に優れているので、50mlの水道水にユーカリの精油を10滴ほどたらし、 霧吹きに入れよく混ぜ合わせてから室内に散布すると、空気中のブドウ球菌が約70%減少するといわれています。 コアラってすごい植物を主食にしてるんですね。


【こころへの主な効果】
鎮静作用→パニックやショック状態に
神経刺激→集中力の欠乏に
【からだへの主な効果】
抗ウイルス・呼吸器抗炎症作用→風邪や花粉症に
鎮痛・冷却作用→頭痛・筋肉痛・発熱に
解毒作用→虫さされ・動物の咬み傷に


ベルガモット(ミカン科/抽出部位:果皮)

ベルガモット

シトラス系ですがフローラルでデリケートな香りです。
ベルガモットは、300種類以上の成分から成る複合的な精油で、それらが心理面に働きかけ、優れた作用を発揮してくれます。アールグレイティーのフレーバーとして有名ですね。語源はイタリア都市「ベルガモ」由来とも、トルコ語「Beg armudi(梨の王)」という意味に由来するとも言われています。
!!注意事項!!
柑橘系の精油は光毒性(光感作)があるため、
使用後数時間は直射日光を避けてください。

【こころへの主な効果】
鎮静・リラックス効果→イライラ・緊張感に
安眠作用→不眠症に
抗うつ作用→憂うつ感・不安感・自信喪失に
【からだへの主な効果】
抗菌・殺菌作用→感染症に
消化器強壮→胃腸の不調・食欲不振に
利尿作用→足のむくみに


シダーウッド(マツ科/抽出部位:木)

シダーウッド

ウッディーで神秘的な鋭い印象の香りです。
語源は「霊的なパワー」を意味するセム語「シダー」に由来すると言われています。 古くから寺院の薫香として、信仰のシンボル的な存在でもありました。 衣類に虫をよせつけない為、クローゼットの防虫剤としても高い効果を発揮します。

【こころへの主な効果】
鎮静作用→不安・緊張感に
リラックス・催眠効果→不眠に
【からだへの主な効果】
呼吸器抗炎症・去たん作用→喉の痛み・たんに
皮膚抗炎症・抗菌作用→ニキビや水虫に
利尿作用→たるみに


ローズマリー(シソ科/抽出部位:葉)

ローズマリー

刺激的ですがすがしいハーブ系の香りです。
名前の語源は、好んで水辺に生息することから、ラテン語で「海のしずく」。 14世紀にハンガリー王妃がローズマリーを使用した「ハンガリーウォーター」を愛用し、非常に若返ったと伝えられています。
!!注意事項!!
てんかん・高血圧の方はご使用を避けてください。
1歳未満のお子様へのご使用は避けてください。
妊娠中のご使用は避けてください。

【こころへの主な効果】
神経刺激→集中力や記憶力の欠乏に
リフレッシュ効果→無気力・イライラ・疲労時に
【からだへの主な効果】
鎮痛→頭痛(特に偏頭痛)・関節痛に
呼吸器抗炎症作用→喉の痛みや花粉症に
収斂作用→肌のたるみやむくみ・老化に

 精油使用上の注意

 使用量を守る

精油は高濃度な芳香成分のため、大量に使用すると身体に悪影響を及ぼす場合があります。説明書や専門家の指示に従って正しくご使用ください。また、異常を感じたらすぐに専門医の診察を受けてください。


 原液をつけない、飲まない

精油は高濃度な芳香成分であるため、決して原液のまま皮膚につけたり、飲んだりしないでください。万が一皮膚についてしまった場合、石けんでよく洗い流してください。飲んでしまった場合は、口を水でよくゆすぎ牛乳を飲んで中和します。少しでも異常を感じたらすぐに専門医の診察を受けてください。


 妊婦・乳幼児の使用は慎重に

どちらも非常にデリケートな状態なので、専門医に相談のうえ使用するか、使用を控えてください。


 衣服などにつかないように

精油は布製品につくとしみになる場合があります。ついてしまった場合は、すぐに洗剤で洗ってください。


 柑橘系の精油を使用したら

柑橘系の精油は光毒性(光感作)があるため、直射日光(紫外線)に反応して、肌に炎症・水疱・色素沈着・アレルギー反応等をおこす可能性があります。マッサージ等で皮膚に塗った場合、使用後数時間は直射日光を避けてください。また、皮膚や粘膜に刺激を与えることがありますので、敏感肌の方はご注意ください。


 火災に注意

精油は引火しやすいので、火の近くでの使用はご注意ください。特にアロマポットで芳香浴を楽しむ場合、キャンドルの火がついている間はそばを離れないように注意しましょう。

 


 
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